デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は、本日、IT技術の優れた活用でビジネスを成功させている革新的なスモールビジネス(中小規模企業)を賞賛することを目的とする「デル スモールビジネス賞」の国内部門優勝企業として、三元ラセン管工業株式会社(本社:大阪府大阪市城東区、代表取締役:高嶋 博 氏)を選出したことを発表しました。
三元ラセン管工業の受賞は、ITツールを活用し、早くから大量生産から受注生産への転換を図り、成功を収めた点、主体的かつ独自の発想により成功できるという、スモールビジネスへ夢を与えるものであった点、試行錯誤しながらも、確かな成果が出ている点が高く評価されたものです。
三元ラセン管工業は、日本を含む世界13カ国の各国優勝企業とともに、グローバル部門の選考へと進みます。グローバル部門優勝企業には、5万USドル(日本円で約500万円)相当分の、それ以外の各国優勝企業には2万5千ドル(日本円で約250万円)相当分の製品およびサービスが贈呈されます。
ITの効果的な活用により、受注生産へのビジネスモデルへ転換
三元ラセン管工業は、水道やガス用のチューブや蛇腹状パイプなどの、金属製のフレキシブルチューブ(フレキシブルホース)とベローズの設計・製造を行う、「ものづくり」の企業です。
ITの活用により、従来の規格製品の大量生産販売から、受注生産へとビジネスモデルの転換を成功させました。営業ツールとしてのWEBサイトの活用に着目し、一般的な会社案内にとどまらず、製品の説明や活用方法などの情報を発信し、問い合わせおよび受注につながる営業システムへと改善しました。会社認定の2つのブログや、社長ブログなど5つのブログからも積極的な情報発信を行い、新規顧客の獲得および維持につなげています。
問い合わせ増加に伴い、お客様対応に時間がかかるようになってしまったことから、書類管理ソフトを導入し、お客様対応の迅速化を図りました。特に時間のかかっていた「図面探し」にて効果を上げただけでなく、過去の問い合わせ状況、受注状況、制作状況、検査結果などを、PC画面にて確認できるよう改善されました。
同社では、ITにただ頼るという姿勢ではなく、製品の品質向上や製造スタッフの多能工化(スタッフが複数の資格を取得)などといった社員の意識改革を含めた取り組みで、企業の信頼度をさらに高める努力をしています。
以上のようなIT活用により、着実に成果を収めている点を高く評価し、優勝を決定しました。
審査員の一人でもあった、デル株式会社 執行役員 北アジア地域 スモール&ミディアム ビジネスセールス本部 統括本部長 ケビン・オケインは次のように述べています。
「今年の日本の最終候補企業はいずれも非常に質が高く、日本のスモールビジネスの想像力と企業家精神が表れていると感じました。中でも優勝した三元ラセン管工業株式会社は、35年の歴史を誇る、「ものづくり」企業です。すべての会社が、技術の活用により、革新を起こし、発展し、再生できること、また、長期にわたり成功することができることを教えてくれました。大量生産から受注生産へ、発想の転換とITの活用により大きな変貌を遂げ、成功されたことは、まさに賞賛に値します」
三元ラセン管工業 代表取締役 高嶋 博 氏は、受賞について、次のように述べています。
「三元ラセン管工業では、フレキシブルチューブやベローズといった特殊金属部品を扱うため、製品そのものの理解度を高める必要から、HPやブログの活用による情報発信を始めました。当社の技術力や柔軟な受注体制などといった会社の強みも、情報発信をしない限りは現在の経営に結び付いていませんでした。情報化を積極的に行なうことで、社員の意識改革や、私自身の経営マインドの変化にも繋がっていったと思います。オンラインをきっかけとして、読者の方が出店する展示会で会いに来てくださるなど、常に大事にしたいと考えている対面での取引の幅を広げています」
三元ラセン管工業株式会社について
三元ラセン管工業株式会社は、1974年に創業、水道やガス用のチューブや蛇腹状パイプなど金属製のフレキシブルチューブ(フレキシブルホース)と、ベローズの設計・製造を行う企業です。特殊素材を使ったベローズの開発を行い、原子力や宇宙開発関連、半導体関連施設などへも製品提供しています。すべてを受注生産による、多品種、小ロットの要求に、短納期で対応しているほか、お客様の様々な要求に対応できるよう、多種の資格を有する多能工の養成や、開発チームによる研究を推進しています。従業員数は28名です。
デル スモールビジネス賞について
デル スモールビジネス賞(以下、SB賞)は、デル社と全米独立企業連盟(NFIB)により、2004 年に米国で設立されました。本年度は、米国、カナダ、メキシコのほか、日本、中国、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国に、新たにインドを加えた13カ国で実施されています。SB賞の応募の対象となるのは、日々の業務にIT技術を活用することで、高いビジネス効果や競争力の向上、または顧客満足度の向上などを実現した成功事例をもつ、100人以下の従業員の企業または個人事業主です。