ユーザ導入事例

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株式会社パソナテック

基幹システムをデルのIAサーバとOracle9i RACに更改パフォーマンス向上により、安定した事業基盤を構築

株式会社パソナテックロゴ

アクセス急増によってピークに達していたシステムリソース。
DPSが、DBサーバを中心としたシステムの再構築を支援。
パフォーマンスを大幅に改善すると同時に、TCOの削減を実現した。
 
株式会社パソナテック

【シナリオ】 事業基盤となるシステムの拡張性や可用性を向上
【システムの特性】 2万人以上が登録する基幹システム
【デルの提案】 IAサーバとOracle9i RACによるHA構成への更改
【課題】 CPUリソースの利用率が100%近くになり、対策が必要に
【選択】Oracle9i RACを活用し、拡張性に富んだHAシステムを構築
【評価】調達から構築支援までDPSが発揮したパートナーシップ
【成果】3~4分かかっていたマッチング処理も数秒に短縮

 

【シナリオ】 事業基盤となるシステムの拡張性や可用性を向上

株式会社パソナテック

IT領域の高度なスキルを備えた人材と、顧客企業のニーズをマッチングする登録型人材派遣ビジネスを展開するパソナテック。同社は2004年1月、人材派遣/人材紹介における人事・会計、情報提供などを統合的に処理する基幹システムを全面更改した。デルのコンサルティングサポート「DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)」が、全体最適の視点から、デルのIAサーバPowerEdgeTM 2650とOracle9i Real Application Clusters(RAC)の組み合わせによる高可用システムの構築を支援。業務の拡充に合わせて柔軟に拡張できるIAサーバの利点を活かすとともに、Oracle9i RACによる処理パフォーマンスの向上とフェールオーバの高速化を図った。また、Dell|EMC2のストレージアレイ製品「Dell|EMC CX400」によりバックアップ環境を整え、耐障害性を高めた。今回のシステム更改により、ビジネスの生命線であるデータ資産の増大にも十分に耐えうる磐石な事業基盤を確立している。

 

 

● パソナテックが導入したシステム概要 株式会社パソナテック システム概要

【システムの特性】 2万人以上が登録する基幹システム

パソナテックの登録スタッフ数は開発系、ネットワーク系の技術者を中心に2万人以上にのぼる。上流部分の開発から携わる案件も増加傾向にあり、ユニット派遣を含むプロジェクトベースの業務管理も必須となっていた。これらを支える同社の管理会計システム「Job Catcher plus」(JC+)は、人材の登録から、派遣先の割当・契約、さらに勤怠管理、給与計算、各種保険や福利厚生の手続きなど、業務フローに応じた一人ひとりの情報をワンストップで処理できる基幹システム。JC+を通じて、登録スタッフはWeb経由で派遣先の情報や給与などを確認することができ、顧客企業も必要に応じて人材の情報を閲覧することができる。

【デルの提案】 IAサーバとOracle9i RACによるHA構成への更改

しかし、利用者の増加とそれにともなう求人情報検索などのアクセス数の増加で、DBサーバに過度のトランザクション負荷がかかりはじめると、夜間のバッチ処理などのレスポンスが低下し、翌日の業務にまで支障が出るようになってきた。同社では業務の拡大に合わせたシステム更改を決断。2003年5月より、DPSの協力を得ながらDBサーバ、ストレージを中心に見直し、IAサーバとOracle9i RACを採用したHA(ハイ・アベイラビリティ)構成に切り替えた。DPSがハードウェア/ソフトウェアの調達からスケジュール管理などを行い、約2カ月半で構築・検証を終えた。
短期間での大幅なシステムの入れ替えの経緯について、IT推進グループマネジメントサポート本部グループ長の竹内政博氏と、同じく管理本部シニアアーキテクトの篠崎素法氏に話を伺った。

【課題】 CPUリソースの利用率が100%近くになり、対策が必要に

人材派遣ビジネスを展開するパソナテックにとって、登録スタッフに関連する情報はコアコンピタンスにかかわる貴重な資産。それら人事情報の管理では、雇用契約の開始/終了が頻繁に生じる独特な業務形態のため、通常の人事管理パッケージでは対応が難しい。そのため、同社がJ2EEプラットフォーム上で自社開発した管理会計システムがJC+である。しかし、「利用者増にともなうサイトへのアクセス急増やデータの肥大化が原因で、DBサーバの処理パフォーマンスが低下、システムの能力がたびたび危険水域に達していました。夜間のバッチ処理も完了するまで6~7時間かかるようになり、翌朝の業務に支障が出ることもありました」と竹内氏は説明する。特に、給与振込処理などが重なる月末の締め日近くにはCPUリソースの使用率は100%近くに達し、ビジネスの安定的継続に大きな影響が出る恐れがあった。そこで同社では、DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)の全面的な支援を受け、2003年5月ごろよりシステムの見直しに着手した。

【選択】Oracle9i RACを活用し、拡張性に富んだHAシステムを構築

パフォーマンスの改善策として同社では、ワークロードの平準化やDB処理の分散、CPUの追加などを検討した。しかし、業務プロセス側の変更は影響が大きいこと、またDBサーバ新規追加やCPU追加などは、将来にわたる継続的なコスト増を招くこと、さらにデータ移行やアプリケーションテストに手間がかかることが懸念され、最終的にOracle9iによるマイグレーションに決定した。
「初期コストはある程度かかるものの、メインのハードウェアを2~3年おきに買い換えなくてもよく、後続するシステム構築投資を削減する効果が期待できることが決め手でした」と竹内氏は述べる。登録エンジニア数の増加やシステムの利用度の高まりに応じて、ノードの追加でデータベースを柔軟に増強できる方法は非常にフィットしていた。
 
UNIXサーバからIAサーバへのマイグレーションに踏み切った理由は、圧倒的に有利なコストパフォーマンスの高さだ。中でも、IAサーバ市場をリードする価格性能比と実績を重視してデルのPowerEdgeを選定した。新システムでは、データベースをOracle9i RACでクラスタ構成にし、可用性とともにデータの保全性を高めた。また、マルチコネクションプーリングによりAPサーバも冗長化。スナップショット機能やミラーリング機能を標準搭載するストレージアレイ製品Dell|EMC CX400を導入し、ストレージの耐障害性も格段に強化している。データベースのバックアップを行い、仮に東京地区のシステムがダウンしても1日でリカバリできる仕組みも構築された。
「導入後は、データベースシステムのCPU利用率を十数%にまで抑えることができました。ノード数は現在2ノードですが、4ノードまで拡張できるため今後5年間は稼働できるサイジングが実現しています」と竹内氏は述べる。

【評価】調達から構築支援までDPSが発揮したパートナーシップ

実際の導入作業は、システムインテグレータの(株)アシストとDPSが共同で行った。互いにシステムを綿密に検証し、十分熟知した上で作業全体を遂行し、連携もスムーズに行われた。またサポート面では、デルのゴールドサポートを活用している。「サポート体制や予防保守なども重視し選択しました。デルの保守サービスが連絡から4時間以内に直行してくれることに加え、SLA(Service Level Agreement)に応じたサポート品質にも満足しています」と篠崎氏は述べる。
最終的には全体最適を考慮したサービス内容と当初の要求提案以上の成果をもたらしたと同社では評価している。「ビジネスタイムでの作業は不可能だったため、特にカットオーバー直前には私たちと一緒になって深夜遅くまで仕事してもらう場面もありました。運用開始後についても、対応が早いという強い印象を持っています」と篠崎氏は話す。また、デルの提案するリース方式を活用することで新たな設備投資がB/S(賃借対照表)、P/L(損益計算書)に与える影響を平準化し、Oracleソフトウェアのライセンス管理から、サーバ調達、システム構築支援に至る手続きを一本化。煩雑な事務処理などを簡素化することにもつながった。

【成果】3~4分かかっていたマッチング処理も数秒に短縮

運用開始から半年になるが、システムは極めて順調に稼働しているという。また明らかに、サーバの処理性能の向上によりパフォーマンスが改善した。たとえば、スタッフのスキルと顧客企業の求める人材を照合するルールベース・マネジメント・システムなどの業務アプリケーションのレスポンスが目に見えて良くなった。従来、3~4分かかっていた処理が数秒で完了。また、以前は1時間近く待たなければならなかった1万数千件分の給与計算についても15分ほどで終えられるようになった。
「AP/DBサーバ、ミドルウェア、ストレージなどをすべて二重化し、インフラの耐障害性も向上させることができました。今後もダウンタイムの減少に向け、監視やチューニングを継続していきたい」と竹内氏は述べる。一方、「今後も信頼に応えるとともに、IAサーバ+Linux+Oracle9i RACを基幹システムに適用したパソナテック様の意欲的な事例をもとに、さらなる水平展開も視野に入れていきたい」とデル法人営業本部営業第1部の三宅太は力強く語った。

取材日:2004年4月15日

 

●PowerEdge 、DELL ロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。

●Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。

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