デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は本日、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(所在地:石川県能美市、学長:片山卓也、以下JAIST)が、デルのiSCSI SAN Dell EqualLogic PS5000Xを38台、Dell EqualLogic PS5000Eを21台導入することを発表しました*1 。本件は、Dell EqualLogicシリーズの一括導入としては、世界最大規模となります。
JAISTは、日本で最初の本格的な大学院大学として1990年に創設され、知識科学、情報科学、マテリアルサイエンスの3つの先端分野において、日本でトップクラスの研究と教育が行われています。今回、デルの製品は、JAISTの情報環境システムFRONTIER (FRONT Information EnviRonment)の高速ファイルサーバシステムとして採用されました。Dell EqualLogicシリーズは、RAID セットの自動構築や負荷の自動分散などの機能が搭載されており、iSCSI SANの管理運用での扱いやすさや先進性が評価されました。
これまで、エンタープライズ・ストレージ市場ではファイバーチャネルSANが主流を占めていましたが、近年ではストレージの仮想化などを背景にiSCSI SANの普及が加速し始めています。
世界接続環境別容量の2007年~2012年の年間平均成長率(CAGR)は、iSCSIが最も高いとIDCでは予測しています*2 。デルでは、今回の世界最大規模の導入も、この市場の変化を象徴するものと考えています。
デルは、2008年1月にiSCSI SANで業界をリードするイコールロジック社を買収し、iSCSI SANにおけるトップベンダーとなりました。今後デルでは、iSCSI SAN Dell EqualLogicシリーズの管理性や拡張性の高さを訴求し、iSCSI SAN市場の拡大にあわせて、さらにストレージへの取り組みを強化してまいります。
*1 :FRONTIERの高速ファイルサーバシステムは2009年3月から稼動予定です。
*2 :出典:IDC, Worldwide Disk Storage Systems 2008-2012 Forecast: Content-Centric Customers - Reshaping Market Demand
(Doc #212177)
<iSCSIによって実現するストレージの仮想化とシンプル化>
従来、サーバとストレージは静的に接続される利用方法が多く、接続方法も主としてファイバーチャネルが用いられてきました。しかし、近年ストレージの仮想化や、複数のストレージに最適にデータを配置するILM(情報ライフサイクル管理)といった、動的にストレージを活用する方法が広まるにつれて、iSCSI接続が注目されるようになってきました。
iSCSI接続では、TCP/IP の機能を活用することによって、特殊なソフトウェアやハードウェアを用いることなく、ストレージに仮想IPアドレスを割り当てることが可能です。サーバ側からは設定された仮想IPアドレスを認識していればよいため、ストレージの台数が増えても管理・運用は複雑になることがありません。さらに、ストレージを仮想化することにより、システム構築時の設定や稼動時の負荷分散を自動化することが可能になります。 また、使用するネットワーク機器においても、一般的に普及しているLANスイッチを用いるため、従来の標準技術をベースとしたインフラの上にシステムを構築することが可能です。
デルでは、今後もiSCSI SANの普及を図ることで、ストレージシステムの構築・管理・運用のシンプル化を推進してまいります。
<システム構成>
- 高速大容量ストレージシステム
Dell EqualLogic PS5000X(400GB-10Krpm x 16台、SASドライブ)を38台構成することで約243TB(実効容量:約159.6TB)の高速大容量ストレージシステムを実現致します。 - バックアップ用大容量ストレージシステム
Dell EqualLogic PS5000E(1TB-7.2Krpm x16台、SATAドライブ)を21台構成することで約336TB(実効容量:約254TB)の大容量バックアップシステムを実現致します。 - ファイルサーバ用サーバシステム
Dell PowerEdgeTM 2950Ⅲ(CPU:Intel® Xeon® E5440 x 2、メモリ:32GB)を6台構成することでファイルサーバ用サーバシステムを実現致します。
|