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[ビジネス&マーケット]今こそSMBに必要な「本当のIT活用」

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Author - ノークリサーチ代表 伊嶋謙二

劇的に鈍化したグローバル経済の状況は、日本国内にも確実に影響を与え始めており、08年8月以降の惨状は目を覆うばかり。製造業や金融業などの大手企業を火元にした負のスパイラルは、SMB(=中堅・中小企業)にも大打撃を与えている。09年に入り、その深刻さはさらに勢いを増している。

そして同時に企業としての生き残りを賭けた戦いは続いている。なかでも「企業活動を支える最大のツールであるITの有効活用」が、今後のSMBの行方を左右することになることは疑う余地がない。とりわけSMBにとって最も肝心な点は「企業の存続、事業の継続」だ。この観点から、09年度のSMBの道先を提示してみたい。以下の5点が「09年の指針」として考えられる。

① 09年SMBは「事業、企業継続」のためのIT投資が堅調に推移する
09年SMB(ノークリサーチ定義:年商5億円から500億円の企業)でのIT投資は急激には減ることはない。ハードウェアなどで伸びが鈍化する部分はあるのは確かだが、全体としては0.7-1.7%前後の伸びとなるだろう。09年全IT市場14兆4000億円のうちSMBで約30%の4兆円強を占める。ノークリサーチで算出したSMBの投資DI(「IT投資を増やす」という値から「IT投資を減らす」を減算した値)はほとんどがマイナスポイントであった。しかし、「セキュリティ、コンプライアンス」などの「守り」や「企業の信頼性保持」などの投資は増やす傾向にある。「事業・企業の継続」が最優先とすべき課題であることを意識している結果、つまり「事業・企業の継続」のためのIT投資は、企業にとって最もクリティカルな要素となっている。


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SMBの経営課題とは「信頼のある会社」
図版=従業員300人未満の企業の経営者に聞いた自社の課題
N=1856社(経済産業省、商工会議所、ノークリサーチ08年3月発表)

② ITの「エコシステム」で、企業は有効なIT活用が可能になる

前近代的な役割に終始している現在の「IT」は見直しする必要に迫られている。「IT」の本来の意義は「企業活動を上のレイヤー」に持ち上げる目的という原点に立ち返るべきで、「業務管理やコスト削減だけ」がその主たる目的であるはずがない。何が不足しているか、何が足りているのか。現状不足しているのは、実はITというツールではなく、ITをツールとして活かせる「ヒューマンスキルでありヒューマンリソース」である。すでに導入されている多くのITインフラを十分に使いこなせていないことの事実に気付くべきだ。これこそが「ITのエコシステム」であり、経営資源の有効活用になるはずだ。

③「コスト削減」は企業活動の継続を約束しない

コスト削減効果はむしろ大企業に特に有効な手段であり、SMBにおいてはコストの切り詰めやキャッシュフローの手当てという対処療法では立ち行かなくなってきている。「売上=仕事」そのそのものが消滅しかかっている。SMBにとってもっとも必要な要件は「企業活動を継続するコア」を磨き、生かす方策に最大限の努力をすべきだ。そのツールとして「IT」の存在意義がある。SMBはコストカッターには気をつけるべきだ。何を削って、何に投資するか。短絡的なコスト削減では何も生み出すことはできない。「経費削減」は無駄なものは省くとしても、その先にある「大事な目的の達成」を忘れてはいけない。実は今が「必要な投資」を行う時期ともいえる。経営戦略的(売上や生産性、利益率などを高める)なIT投資というキーワードがここで響くはずだ。

④自社の業務を俯瞰し、「攻め」と「守り」を同時にカバー

具体的なITの活用視点を提示してみよう。業務改善のためのIT投資とリスク回避のためのIT投資は二者択一のものであると受け取られがちだが、実際にはそうではない。例えば、個々の社員が手元のノートPCで顧客情報を個別に管理しているケースを考えてみる。現在の厳しい経営環境を考えれば、余計な投資をせずに現状を維持するという選択をしがちだ。しかし、アプローチすべき顧客が放置されていることによる機会損失や、個人情報が各社員のノートPCに格納されていることによる情報漏洩リスクは看過できない。この場合には顧客データをサーバに集積し、ステータス(顧客の状況)を常に管理できる仕組みを整えるべきである。PCサーバも顧客管理ツールも小規模なものであれば、さほど大きな投資にはならないだろう。そうすれば、見込み顧客を増やすと同時に個人情報漏洩を防止することができる。このように「攻め」と「守り」の両面から自社の状況を俯瞰することで、不況下においても投資すべきIT活用方法が見えてくる。

⑤必要なことは事業を継続する意志の強さ

「ピンチこそチャンスに」という精神論では全く意味がない。ゼロサムになった経済環境で、生き残れるのは、チャンスをものにした企業が勝ち、ピンチで打ち込まれた企業が負けとなる。09年以降、この大荒れの経済環境で生き残れた企業だけが、次の成長ステージに進める切符を手に入れる。ピンチを正しく認識して、最大限のリスクヘッジをとり、企業活動をドライブさせるには、「自社のコアを認識」して、「どこにポジションを取るべきか」の判断と、それを貫き通す継続する意志の強さ」になる。そして中堅・中小企業は自身ですべて対応できない場合が多いので、外部の販売店やベンダなどの良いパートナー、相談相手を見つけることが肝要だ。


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出典元:ノーク伊嶋のSMB短観
調査対象:年商5億円以上~500億円未満の中堅・中小企業800社
調査時期:2008年11月

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